スパークプラグ交換
走行距離が4万キロを超えて、各消耗品も疲れてきたところです。AUDI純正のプラグは、デンソーのOEMで、イリジウムタフと聞いていまして、10万キロは交換不要のようですが、セル始動時のエンジンの掛かり具合が少し悪くなってきて、また、イグニッションコイルのリコールもあったことで交換することにしました。 | |||||
TT 3.2 (ABA-8JBUBF) | |||||
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TT 2.0 (ABA-8JBWA・ABA-8JCCZF) | |||||
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今回は、ちょっとパワーを求めまして、「イリジウムタフ」ではなく「イリジウムパワー」のほうを選びました。こちらは耐久性より加速力アップが売りのようです。でも、交換時期のサイクルが約1万キロと短いのが欠点です。メーカーサイトでは、加速力、トルクのアップ、燃費向上と良い事が記載されていますが、期待を胸に交換開始です! | |||||
プラグ交換手順 | |||||
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TT3.2のエンジン | |||||
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3.2は6気筒ですので、イグニッションコイルに接続されている赤色のコネクターを外していきます。コネクター横の爪を押すと「カチッ」と音がしますのでそのまま保持しながら引き抜きます。 | |||||
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さて問題なのがこのイグニッションコイル、ディーラーでは専用工具で取り外すようですが、その工具も高いそうで・・・。簡単に差し込んであるのですが、プラスチック製なのでペンチでつかんだりすると割れたりして破損してしまいます。そこでビニール紐を使うのです!!!ビニール紐をコネクターの下部に引っ掛けて持上げるだけです。簡単にイグニッションコイルが引き抜けます。 | |||||
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プラグを取り出すのに、プラグレンチが必要になります。 TTの場合プラグの差込口が狭いので、市販されている肉厚のレンチでは入らないことがあります。この肉薄の16mmのマグネット付きプラグソケットを使いました。ラチェットハンドルに装着して簡単に使えます。また、マグネットが付いているので外したプラグも落とさずに取り外せます。 |
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KTC 9.5sq.プラグレンチ(薄肉タイプ) B3A-16SP |
ラチェットハンドル KTC BR3E |
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ラチェットにエクステンションバー接続してその先にプラグレンチを付けてプラグを外します。 | |||||
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外した純正プラグです。焼け色は少し白い感じですが、熱価はちょうどいいでしょうか。キツネ色が最適な焼け色です。 | |||||
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右が純正のプラグ、左が新品のイリジウムパワープラグです。こうしてみると長さが少し違っていて、イリジウムのほうが少し短いんですね!短い分にはピストンに干渉することもなく問題ありませんし、デンソーの対応車種にも記載してあるプラグ番号ですので大丈夫です。電極もイリジウムパワーより純正のほうが気持ち太いのか磨耗しているのかわかりませんが違いがあります。 | |||||
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イリジウムパワーのプラグを装着です。プラグにワッシャーのようなガスケットがありますが、たまにしっかりはまっていないことがありますので注意してください。はまっていない状態で締め付けると、点火不良の原因になり、最悪はエンジンの故障に繋がってしまいます。 詳しくは、こちら |
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スパークプラグの締め付け方法は、適当ではダメです。まず手で締められるところまで締めます。 | |||||
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次にトルクレンチがいいのですが、もっていないのでラチェットを使い締め付けます。新品のプラグの場合、今回はネジ径がM12ですので、三分の一回転締め付けます。これで交換作業は一通り終了です。作業も30もあればできてしまいます。 | |||||
装着後のインプレッションは、まずセルを回してのエンジン始動がいつもより軽く短い時間でできるようになりました。あとはエンジンの振動が気持ち静かになり、出だしのときに息継ぎのような症状がありましたが改善していました。アクセルを踏んだときは、体感できるほどの加速感とトルク感は得られませんでしたが、吹け上がりがスムーズになった気がします。あくまでも個人的な見解ですよ(^^;) プラグは消耗品ですので、点検をして必要なら交換したいですね。 |