Audi Magnetic Ride



マグネティックライド


 センターコンソールのスイッチひとつで、スポーツとコンフォートを切り替えることができます。ふだんはスイッチを切り「ノーマル」を選ぶことで、快適性重視の乗り心地になります。そして、スポーティなドライビングを求めるときには、スイッチを入れ「スポーツ」に切り替えることで、スポーツカーらしいダイナミックな動きになります。
Audi magnetic ride
 アウディマグネティックライドは個別のダンパーの減衰力を最適な値に連続的にコントロール。ロールやピッチといった不快な動きを封じ込め、姿勢の安定に努めます。しかも一般的な可変ダンピングシステムに比べて、素早い応答性がアウディマグネティックライドのアドバンテージです。フェラーリ599にも採用されているそうです。

 サスペンションを構成するダンパーは、内部に封入されたオイルがピストンに設けられた穴を通過する際の抵抗によって減衰力を発生します。

 一般的な可変ダンピングシステムでは、この穴の大きさをモーターなどにより機械的に変えることで減衰力を変化させますが、アウディマグネティックライドでは、マグネティックフォース(=磁力)を利用して減衰力を制御します。アウディマグネティックライドという名前の由来はここにあります。


アウディマグネティックライドが装着される車両のダンパーには、オイルの代わりに磁性体を含んだ特殊なフルード(液体)が封入されています。このフルードに磁力が作用すると、内部の磁性体が整列するために、ピストンの穴を通過しにくくなります。その通りにくさは磁力の強さに応じてほぼリニアに変化します。


この原理を利用して、ダンパーに設けた電磁コイルに与える電気を制御することで、ダンパーの減衰力をコントロールするのがアウディマグネティックライドです。


磁性体の配列は磁力の変化に瞬時に反応するため、減衰力をほぼタイムラグなく変化させることが可能です。アウディマグネティックライドは、可変ダンピングシステムに素早いレスポンスときめ細かなコントロールをもたらしたのです。

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アウディ マグネティックライド (AUDI JAPAN)
 専念され開発されただけあり、その走りはスポーティです。
 綿密なセッティングが施され、AUDIの走りが楽しめるオプションです!





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